3月15日、映画『幕が下りたら会いましょう』の製作発表会が行われ、出演者の松井玲奈、筧美和子、日高七海さん、しゅはまはるみ、江野沢愛美 、前田聖来 監督が登壇した。
松井は「節目になる歳に作品のメインにおいてもらえるという事は本当に ありがたいことだなと思います。」と30歳というタイミングで映画単独初主演を務める事について喜びを語った。
松井と筧は姉妹役で今回初共演。撮影中はあまり一緒に居られなかったそうだが、松井は作中ずっと妹役の筧のことを思いながら役作りに臨み、そんな思いが伝わったのか筧も「役の姉妹関係を築きやすかった」と好感触の様子。
筧が演じる役の後輩役を演じた江野沢は、登場する度にキャラクターが変化する役どころについて、「最初は大学生のような、新人社会人のような、キャピキャピした印象だったんですけど、凄く複雑で色々な思いを持っていて、一生懸命に演じる事が出来ました。」と、自身の役について感想を述べ、更にアドリブで悪口を言わなければいけないシーンについて、顔を合わせて間もない共演者に向かって悪口を言うのは苦労したと振り返った。
作品のタイトルにちなんで「今一番会いたい人は?」という質問に、松井は数々のディズニー映画の音楽を手掛けた作曲家 アラン・メンケンと答えた。もし会えたら「貴方の曲が本当に素晴らしくて何度涙したことか!と伝えたいです。」という熱い思い発表した。
更に、東京の桜開花宣言がされた事にちなみ「今年開花させたいことは?」と質問されると、筧は、「運転メンタル」との答える。1年前に車の免許を取得したそうで、「カッコイイ車の運転をブンブンにこなしたかったが、全然運転できておらず、車の運転の怖さを払拭したい」とのこと。今年はカッコイイ車を運転する筧の姿が期待できるかもしれない。
「色気」と回答したのは江野沢。「今年は25歳になるので、アラサーになるので、可愛いよりも綺麗だねって言ってもらえることが多くなるような女性になりたい」とのこと。今回の衣装もシースルーの色気が漂う物になっていた。今年は江野沢の新たな一面が多く見られそうだ。
最後に主演の松井から、「絆をテーマに追っている作品だと思っています。今、自分の思いを伝える方法が色々あるので、観た後に誰かに何かを伝えたいと思ってもらえる映画になっていると思います。観た方の背中を少しだけ押せるような作品です。」とメッセージが贈られた。
映画単独初主演となる松井玲奈ほか、筧美和子、江野沢愛美らが出演するこの映画は、松井玲奈演じる「麻奈美(まなみ)」と筧美和子演じる「尚(なお)」の姉妹が、現代社会の抱える問題に直面しながら、不器用にもまっすぐ生きる女性を描いた心揺さぶるエンターテイメント作品。今、コロナ禍での女性の離職率や自殺率が増えている複雑な時代だからこそ、女性が奮闘する様を描き、観た人の背中をそっと押すような作品となっている。
映画『幕が下りたら会いましょう』は、2021年11月より新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー。
(文:かいだあやこ・写真:山岸一之)
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