【©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会】
8月19日(月)ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞製作発表会見が行われ、日向翔陽役の醍醐虎汰朗、影山飛雄役の赤名竜之輔が舞台衣装に身を包み登場した。演出・脚本のウォーリー木下も交え「ハイキュー!!」の魅力を存分に伝えた。
「ハイキュー!!の日である今日、新生烏野の新作〝飛翔〞を発表できることを本当にうれしく思っております。」と、主催を代表して株式会社集英社 週刊少年ジャンプ編集長 中野博之が挨拶した。
会見があった今日8月19日は819でハイキュー!!の日。それに合わせて「ハイキュー!!」に縁のある人物からの応援メッセージが届いており、なんとこれがキャストにはサプライズ!
まず画面に現れたのは前回シリーズで日向翔陽を演じた須賀健太。続いて、現れたのはハイキュー!!のファンでもある劇団☆新感線の人気俳優、池田成志と古田新太。二人は、前回シリーズも劇場に見に行ったという。
私物である烏野ユニフォームを着用したベテラン俳優2人とツッコミ役に回る須賀。あたたかくもユーモラスな激励メッセージに、登壇者・報道陣みな笑い声が漏れる。
さらにサプライズは続く。なんと、原作者・古舘春一から応援コメント入りの原画がプレゼントされた。まさかのプレゼントに感激の表情を浮かべる醍醐と赤名。
会見は質疑応答コーナーに移る。まずは新生烏野についての想いと可能な範囲で現段階で思い描く構想を演出のウォーリーに尋ねると、「演劇「ハイキュー!!」は毎公演チャレンジをしようという事をテーマに掲げていまして、(理由は)一つはこういうシリーズものだとマンネリ化していったりだとか、なんとなくお客さんの期待するものを作っちゃったりするんですけど、できればお客さんの期待を越えていこうという事をずっと考えながらやってきました。正に今回はここ最近では一番大きなチャレンジ。もちろん不安はあります。ただ、彼ら(烏野高校キャスト)ともうすでに何回か話してるんですけど新生烏野はとっても若くてみんな真っ直ぐ演劇が好きっていうのが伝わってきてるので、この俳優さんたちとなら、また今までとは全く違う新しい挑戦ができるなとワクワクしています。このワクワクさは初演の時を思い出します。構想は、今回原作のちょうど春高出場決定してから、東京に行って春高が始まるぞー!ってところまでを描く話になるんですけど、その中で改めて烏野高校の11人、先生とかマネージャー、ほんとに小さい田舎のバレー部が大きな場所に出ていく。その直前に本当に全国大会に行っても勝てるのかだとか、そのためにはいろんなぶつかり合いもしていく、覚悟決めていくお話になります。全国大会出場が決まってただ楽しくなってるというよりかは、もう1回大きな壁にぶつかるという話なので、まずはなるべく人間ドラマを中心に置いて作れたらいいかなと思っています。その中でまた新しいバレーの見せ方もやっていけたらいいなと思います。」
キャストへの質問では、ハイキュー!!に対するイメージと自分の役について聞かれた。
醍醐「前作3作品を生で実際に見させていただいたんですけど、すごくプラスの方向に感情が持っていかれる舞台だなと思いました。何も考えずに、気構えせずに観に行きやすい舞台だなと思ったのと、プロジェクションマッピングを使って演劇をするっていうのを僕は見た事なかったのですごく面白いと思って、役者さんの熱量であったりすごく汗をかきながらやっていて、会場の熱気もすごかったので、すごく熱い舞台だなと認識してます。
日向翔陽という役については、すごくポジティブだなと思って、3次元には存在しないんじゃないかなと思うくらいすごくポジティブだなと思っています。きっと今回描かれるところは壁にぶつかる部分だと思うんですけど、そこでとる行動の一つ一つが本当に凹まずに挫けずに前をずっと向いてる子なので、演じるにあたってそのポジティブさみたいなものは大切にして、あとは僕がやりたいのはあくまで漫画やアニメとは違って、よく2.5次元舞台って言われてるんですけど、すごくリアルなものを作りたいなと思っていて、漫画やアニメで描かれていない日向がお家で過ごしている時間とか、きっといろんな葛藤があって、日向翔陽っていう奴がいると思うのでそういう部分を大切にしていきたいと思います。」
赤名「僕も2作品「東京の陣」と「最強のチーム」を見させていただいたんですけど、終わった後にすごくハッピーになれる、何か頑張ろうとかそういう風に思える舞台だと思っていて、演者さんの熱量だったり一生懸命さっだたりが直に伝わる演劇だと思っています。
芝居を見てるというよりかは一種ののLIVEのような躍動感だったりエンターテインメント性だったりが、すごい目が離せない舞台だなと思います。影山飛雄に関してはすごく本当に天才的プレイヤーで、1年生でレギュラーでセッターをやっているということから、常にプレッシャーと戦っているような人だと思うんです。僕は影山飛雄を一人の男として尊敬していて、(彼は)その期待に絶対応えつづけていますし、その影山飛雄のように僕も2.5次元の舞台ははじめてなんですけど、だからこそ何か伝えられるものがあるんじゃないかなと思うので一生懸命頑張りたいと思います。」
ここで、ハイキュー!!の日 特別配信番組の紹介。8月19日午後8:19に烏野高校キャストとFC東京選手の交流や練習風景が見られる特別番組が演劇「ハイキュー!!」YouTube公式チャンネルより配信される。収録を振り返り、楽しかったと笑顔で語る醍醐。赤名はバレーボール未経験だった自分に親切に接してくれたFC東京の選手の試合を見に行きたくなったそう。
初めて烏野高校キャスト11人が集合した本番組。告知動画ではFC東京の長友選手からの応援メッセージも。団結力を高めるバラエティー企画や、FC東京の選手とのハンデマッチなど、見どころ盛りだくさんの内容に目が離せなさそうだ。
最後に登壇者である3人からのメッセージで制作発表記者会見は終了した。
醍醐「本日はお集まりいただきありがとうございます。まだ稽古始まってないですけど、きっと素敵な舞台にしてみせますので、楽しみにしていてください。」
赤名「とにかく一生懸命して、新生烏野で楽しく高みを目指していきます。よろしくお願いします。」
ウォーリー「原作「ハイキュー!!」の面白さをたっぷりと詰め込んだ作品に初心にかえってやっていきたいと思いますし、新しい彼らと一緒にまだまだこんな面白い演劇があるんだってことも皆さんにお見せできたらと思います。応援よろしくお願いします。」
新生烏野、新たな高みを目指すフレッシュな眼差しに期待は高まるばかりだ。
(文・写真:谷利沙紀)
【公演概要】
タイトル:ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“飛翔”
原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
<公演期間・劇場>
東京:2019年11月1日(金)~11月4日(月・休) TOKYO DOME CITY HALL
大阪:2019年11月9日(土)~16日(土) 大阪メルパルクホール
宮城:2019年11月22日(金)~24日(日) 多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋:2019年12月6日(金)~15日(日) 日本青年館ホール
<チケット情報>
東京・東京凱旋公演 S席:9,000 円 A席:7,000 円(全席指定・税込)
大阪・宮城公演:9,000円(全席指定・税込)
<チケットに関するお問い合わせ>
サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(全日10:00~18:00)
<公演に関するお問い合わせ>
ネルケプランニング TEL:03-3715-5624(平日11:00~18:00)
<キャスト>
■烏野高校
日向翔陽 醍醐虎汰朗/
影山飛雄 赤名竜之輔/
月島 蛍 山本涼介
山口 忠 織部典成
田中龍之介 鐘ヶ江 洸
西谷 夕 北澤優駿
縁下 力 中谷優心
木下久志 長田翔恩
澤村大地 日向野 祥
菅原孝支 一ノ瀬 竜
東峰 旭 福田侑哉/
■烏野高校 マネージャー
清水潔子 大久保聡美
谷地仁花 山本樹里/
■烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄 鎌苅健太
烏養繋心 小笠原 健/
■青葉城西高校
金田一勇太郎 坂本康太
国見 英 神田聖司/
■白鳥沢学園高校
天童 覚 加藤 健
白布賢二郎 佐藤信長
五色 工 菊池修司/
鷲匠鍛治 川下大洋/
■伊達工業高校
青根高伸 新井 將
二口堅治 木村 敦
作並浩輔 廣野凌大
黄金川貫至 羽富琉偉/
■井闥山学院高校
佐久早聖臣 つわぶき峻/
■鴎台高校
星海光来 輝山 立/
■稲荷崎高校
宮 侑 松島勇之介
©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
©古舘春一/集英社
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