1月23日帝国ホテル東京にて『DASSAI DESIGN AWARD 2019』、『第一回 最高を超える 山田錦プロジェクト』2つの表彰式が開催された。
『DASSAI DESIGN AWARD 2019』常に変化をしてきた獺祭が、既成概念にとらわれない斬新な発想を持つ、優れた感性のクリエイターのデザインを募集するアワードで昨年に引き続き2度目の開催になる。
今回は、『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』の化粧箱とラベルデザインを募集し、国内外から748点という昨年を大きく上回る応募があった。
審査員である旭酒造株式会社 会長 桜井博志が選出したグランプリの作品は、数量限定で生産・販売されることになっている。
審査員を務めた桜井は「獺祭としての『ゆらぎ』を感じた。今の我々が掲げているテーマを体現しているデザインは小林さんのものだった。」
グランプリを受賞した小林浩司は「うれしいにつきます。本当に嬉しいです。人生100年、残り50年。人に喜ばれるような仕事をしていきたい。」
小林デザインの化粧箱入り『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』は2月出荷分から3月出荷分で発売される。(予定本数に達し次第終了)
つづいて、『最高を超える 山田錦プロジェクト』の授賞式へ。
『最高の獺祭』のための原料である酒米・山田錦の品質を競うコンテスト『最高を超える 山田錦プロジェクト』。
農家の皆さんにももっとチャレンジしてほしいという思いから、旭酒造は2019年度に栽培する山田錦を対象に、最高を超える品質を求めてコンテストを開催。山田錦づくりを通して、日本を元気にするという想いがつまったプロジェクトだ。
全国から出品された45件の山田錦を、機械測定と目視による審査を実施し、グランプリの山田錦は50俵を通常価格の約25倍の2,500万円で買い上げられる。
今回の特別審査員で漫画家の弘兼憲史は「紙一重の戦いでした。ゴルフで例えるならプレイオフを何度もするような。受賞に至らなかった物も本当に紙一重だったので来年も挑戦して欲しい。」と語った。
そして、そんな激戦を勝ち抜き受賞したのは、グランプリ坂内 義信/山田錦栽培研究所(栃木)、準グランプリ藤原健治/藤田山田錦部会(兵庫)、優秀賞白井勝美/山田錦栽培研究所(栃木)以上の3名。
2020年に誕生から30年を迎える『獺祭』。その挑戦はまだまだ続く。
(記事/写真:谷利沙紀)
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