2021年12月19日(日)、六本木・テレビ朝日にて『M-1グランプリ2021』の決勝大会が生放送で行われた。この大会は、2001年から続く漫才日本一決定戦だ。今年のエントリー数は6017組と過去最多。審査基準の『とにかくおもしろい漫才』を魅せつけ、見事『M-1グランプリ2021』第17代王者に輝いたのはエントリーNo.3761『錦鯉』(長谷川雅紀・渡辺隆)
今年は、ファーストステージから同率にもなるという接戦の中、合コンの漫才でファイナルステージへ。ファイナルステージでは、猿を捕獲したい漫才でも勢いが増し、7人中5人の審査員から投票された錦鯉が見事圧勝し、歴代最年長で優勝した。
放送終了後に行われた会見では「皆様、ありがとうございます!」と2人が嬉しそうに笑顔で優勝トロフィーと共に登壇した。
優勝が決まった際、渡辺が長谷川に抱きつき、耳元で『ありがとう』と伝えられたことに、長谷川は感動し、涙が溢れてきたというエピーソードを教えてくれた。
『今1番、誰に感謝を伝えたいか?』と聞かれると渡辺は「一緒に住んでいる父に優勝したと伝えたいですね。」と語った。相方、長谷川は「相方の渡辺隆ですね。」と答えると「俺は知っているんだよ!」と突っ込むと会場に笑いが起こった。そこに長谷川が「知ってるけど、1番誰かと言ったら相方です。」力強く返し、更に続けて、「錦鯉を結成する時に渡辺隆が33歳で僕が40歳だったんです。僕は前のコンビ解散して、もう(芸人)辞めようかなって時に声をかけてもらって、錦鯉を結成して歯車が動き始めて、時間はかかりましたけど、今50歳でこう言った形(『M-1グランプリ2021』優勝)になったのは渡辺隆に感謝ですよ!」と結成当時を振り返りながら、相方 渡辺への感謝の気持ちを熱く語った。それを受けた渡辺は「ありがとうございます!組んでよかったです。」と少し照れ臭そうに答えた。
会見の終わりに2人は元気いっぱいの「ありがとうございました!!」と感謝の気持ちを伝えると溢れんばかりの拍手に包まれながら、これからの活躍から目から離せない多忙な日々に向けて嬉しそうに会場を後にした。
(写真・文:菅原美彩)
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