『道後温泉REBORN in 銀座三越 オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」制作発表』に声優の水樹奈々が登壇した。
イベントは松山市長・野志克仁、手塚プロダクション取締役・手塚るみ子、そして声優の水樹奈々が報道陣にプロジェクトと道後温泉の魅力について語った。
「“道後REBORN”……REBORNは再生、復活という意味。125年前からある建物、いたみ放っておいて壊れたではいけない。」と野志市長。工事中だからこそ出来ることがあるということで道後REBORNプロジェクトを始められたそう。
水樹は「このような素晴らしい場所でこのプロジェクトを発表させていただけることが嬉しいです。私も道後温泉が大好きで何度も足を運ばせて頂いています。温泉は世界に向けて発信すべき観光事業なんじゃないかなと思っています。そして、日本の文化といえばアニメーションだと私は思っていまして、日本が誇る観光と文化が融合するのは本当に素晴らしいことなんじゃないかなって思っております。 私、四日前に松山市でライブをやってきたところなんですけど、ファンの皆様がたくさん他府県からお見えになっていて「道後温泉いってきたよー!」「プロジェクションマッピングでやってる火の鳥見てきたよー!」という声を頂いております。これから春休みのシーズンに入っていきますので、その中で愛媛県の道後温泉が話題に上がればいいな、と思います。」と、声優である自身が身近に感じた反響を交え語った。
ここでプロジェクト業務責任者の(株)ポニーキャニオン熊谷伍朗から道後温泉REBORNプロジェクトの進捗発表が行われた。モニターに映し出されるムービーを使った進捗発表には本日の初解禁の情報がたくさん。 まずは、4/27からネイキッドによってプロジェクションマッピングが更に進化するという事。デジタルアート最大手のネイキッドの作品ということでこれは目が離せない。 また、このプロジェクトで制作されるオリジナルアニメーションの予告編映像も本日初公開となった。
現在鋭意制作中のオリジナルアニメーション『火の鳥“ ”道後温泉編』に出てくるメインキャラクターが表情豊かに動きまわる。 気になるのはキャスト。今回のこの予告編映像初解禁にあわせ、 火の鳥役に水樹奈々が起用されることも発表された。
火の鳥を演じるにあたり「非常に緊張しました。人知を超えた存在であり全てを包み込む愛に満ちた、包容力をもった声の表現ができるのか、すごく緊張して収録に臨みました。」と、特別な難しさを感じたと水樹は振り返る。
また、これまで他の手塚作品にも声を吹き込んできた水樹。「小さい頃から読み親しんできた作品が多いです。自然と“気づき”のきっかけをくれる作品ばかり。 自然と学び、気づかせてくれる。(手塚作品は)そんな強いメッセージが込められている作品だなと思います。」と手塚作品についての思いを語った。
それに対し手塚は「父の思いをしっかり感じ、しっかり演じていたのだなと。 火の鳥はたくさんの方が演じてその度に命が吹き込まれてきました。この道後温泉編は水樹さんがまた命を吹き込んで下さり、また新しい火の鳥の姿になって現れてきたなと思います。」と、新作への期待を覗かせた。
また、今回は水樹が出身の愛媛が舞台ということで、道後温泉への思い入れについて聞かれると「旅行が好きでいろんな温泉に行くんですが、やっぱり道後温泉は特別で、エネルギーに満ちてるお湯だなと思います。大好きです。」と言うパワフルな歌声でお馴染みの水樹の言葉には説得力がある。
その言葉に野志市長「感激ひとしおです。」と、喜びを滲ませた。 すでにアフレコを終えている水樹は「皆さんと一緒に収録させて頂けたのでとても楽しかったです!スっと、世界に入れました。」と答え、出来栄えに関しては 「バッチリだと思います!とても楽しんで貰えるものになっていると思いますので、早く見て頂きたいです。」と話す笑顔には確かな手応えを感じているようであった。
イベント終了が近づくと「まずは、1度足を運んでいただきたい!東京の方だとなかなか行けないということも聞きますが、ゆったりと日々の疲れを癒し、美味しいものも沢山あるので心身ともにパワーチャージしに来てもらいたいです!」と地元への愛あるPRをする水樹。
会見の最後に「道後に、どうご!(どうぞ!)」という野志市長のダジャレを交えた一言で会見は幕を閉じた。
文:谷利沙紀
写真:菅原美彩
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